エピックライターあやかんです。
みなさんお待ちかね、
内定者の就活方法を知る企画「内定者のリアル」です!
今回は、IBMに内定をした森さん(20卒)にインタビューしました。
やりたいことよりも、ありたい姿を描き、就活していたという森さん。
面接突破のための【マル秘】ES自己添削も必見です。
ぜひ、最後までご覧ください!
就活スタートのきっかけは、危機感
あやかん
就活はいつから始められたんですか?
森さん
始めたのは6月過ぎて 初めてES出したのが7月とかですかね
あやかん
きっかけはなんでしたか?
森さん
危機感ですね。
あやかん
詳しく教えてください。
森さん
選考で東京に行って、関西と東京の学生のレベルの差に愕然としました。
あやかん
なるほど…優秀な人たちに囲まれると焦りますよね。
森さん
そうです。このままじゃヤバいなと思って真剣に就職活動を始めました。
あやかん
そこからどんな風に就活されましたか?
森さん
コンサルとメーカーに興味があって、夏から秋にかけて約30社くらいインターンに参加しました。
森さん
日系と外資まんべんなく見ていましたね。
あやかん
それはなにか特別な理由がありましたか?
森さん
最初に行った2つが対極にあるようなインターンだったからです。日系の医療メーカーと、もう1個が大手の外資食品メーカーでした。
あやかん
なるほど、日系と外資って分けると真逆ですね。
森さん
はい。それぞれのいいところであったり厳しいなという点を知れたので、そこは意識してどっちも見てましたね。
森流!ES自己添削
あやかん
森さん、自己分析ってどんな風にやられてましたか?
森さん
自分のESを分析していました。
あやかん
詳しく知りたいです!
森さん
自分のESの文に下線を引きながら、どうしてその言葉を選んだのか、そこから予測される質問は何か分析していました。
あやかん
自分の文章を客観的に見るってなかなか難しいと思います。その発想はどこから?
森さん
ノリです。
森さん
よく企業分析しましょうって時に、ナビサイト見たり企業のHP見たりしますよね。
あやかん
しますします。あとは説明会に行ったりとか。
森さん
ですよね。でも、それって全部すごい受動的だと思うんです。正直、そんな状態でも受けられてるんだから、自分自身が出したものを分析すればいけるんじゃないかという勢いです。
あやかん
なるほど…
森さん
面接官が持ってる情報ってESだけですよね。それなら、ESさえ分析しておけば大丈夫だと思いました。
あやかん
具体的にはどんな風にやってたんですか?
森さん
ワンキャリアに過去のESが載ってるので、質問項目等を参考にしていました。自分のESと照らし合わせて 、どんどん質問と回答を書きこみます。THE 自己添削です。
あやかん
より自分のESをブラッシュアップするためにということですね。
森さん
そうです。書ききれない分は別の紙に書いて、ひたすらやってました。
あやかん
なぜ自己添削をしようと思ったんですか?
森さん
ESは、相手の言葉で話せたら通ると思っていたからです。これは面接にも繋がることなので、相手に通じる言葉で話せるかどうか、言葉選び、伝え方をまずESの段階で工夫していました。
あやかん
面接での成果はどうでしたか?
森さん
基本的にここからでます。
森さん
テストのようにやってた甲斐がありました。
あやかん
すごいという言葉しか出てこないです。
森さん
もちろんイレギュラーな質問って絶対あるんですけど、ここまで準備してもダメだったものは素直に答えるしかないと腹を据えてました。
決め手となったのは上司…ではなく同期
あやかん
選社軸ってありましたか?
森さん
基本的にB to Bを受けていました。
あやかん
それはなにか理由があったんですか?
森さん
高校・大学の生徒会活動から、裏方の仕事って自分の肌に合っているな、面白いなと感じていたことが大きいですね。
あやかん
他にはありますか?
森さん
自分の肌感なんですけど、インターンに行って実際に合うなって感じたことも大きかったです。コンサルタントもビジネスを裏からサポートする仕事だと思ってるので、私の中では完全に裏方ですね。
あやかん
なるほど!選考はいくつくらい出されたんですか?
森さん
7社ですね。
あやかん
どんなところを受けていましたか?
森さん
アクセンチュア、IBM、メドトロニックなど、最終的に半分は外資でした。
あやかん
その時の軸もB to Bという感じですか?
森さん
基本的にはそうですね。ただ私は正直、インターンで出会う学生さんで決めていました。
森さん
最終的に本選考受けたのは、自分にないものを持ってらっしゃる方だったり、学生のレベルが高いなって感じたところですね。
あやかん
学生で決めたのはどうしてですか?
森さん
インターンで出会う学生が同期になるわけじゃないですか。そうすると一緒に働きたいと思える同期がいる会社って、たぶん上司が悪かろうが後輩の人たちが嫌だろうがいい会社だと思うんです。
森さん
それは高校の生徒会のときも感じましたし、大学でも感じていたことですね。
やりたいことはなくてもいい。森さんの就活観
あやかん
就職活動してると、やりたいことってよく聞かれますよね。
森さん
聞かれますね。
あやかん
森さんは将来やりたいことってありますか?
森さん
実は私は、やりたいことが決まってないまま就活をしていました。
あやかん
やりたいことにこだわりがなかったということですか?
森さん
というよりも、どういう姿でありたいかということを考えるようにしていましたね。
あやかん
どういう姿でありたいか…。
森さん
自分の中で、かっこ悪い人になりたくないという思いがありました。例えば、私にとって友達を助けられる人になりたいっていうのがある種のかっこいい像です。
あやかん
具体的に教えてください。
森さん
3年の後期、学校休んでインターンとか頑張ってると、「こいつ就活してるな」って友達が気づきだしたんですよね。それで秋ごろから、選考の相談を受けるようになりました。
あやかん
友達から頼られる機会があったんですね。
森さん
はい。そこで自分の就活経験を還元できるのが嬉しかったですね。
森さん
例えば、最初から3Cとかマーケティング用語知ってる人なんていないですよね。相談に乗ったり情報交換する中で、自分も最初は出来なかったことが出来るようになったということに気づくことが出来ました。
あやかん
ありたい姿を達成されたんですね。それだけでなく、自身の成長も感じられたと。
森さん
そうですね。
あやかん
その「ありたい姿」は、最終的にIBMを選んだ理由とも関わりがありますか?
森さん
はい、大切にしていたことは変わらないですね。DoじゃなくてBeを考えたときに、友達の役に立てる人でありたいという思いがあったからです。
森さん
社会の役に立つ!っていうのはぴんと来ないけれど、せめて友達が困ってる時に助けられる人でありたいなと思っていたんですよね。
あやかん
ここでもやはり、やりたいことではなく、どうありたいかを描いていたということですね。
森さん
その上で、自分がつけるべきスキルも付けられて、教育制度も整っているということが大きかったです。また、ジェンダーに関わりなく評価の正当性が高いということも聞いていました。
あやかん
なるほど。
森さん
そう言った要素含めて、最後は先輩たちに面談してもらいながら決めました。
21卒生へ伝えたいこと
あやかん
外資受けるにあたって気を付けた方がいいことはありますか?
森さん
場数でカバーできる部分とカバーできない部分が絶対あると思います。私が色々と受けさせて頂いた外資さんを見てると、日系の方より嘘を見抜こうとする目が鋭いです。
あやかん
そうなんですか…!
森さん
ただロジックが通ってるかというよりも正直、心の持ちようみたいなのを重視してるように思いました。
あやかん
外資で心の持ちようって意外なイメージがあります。
森さん
多分、ロジックだったり対策はみなさんできる前提なので、そうするとこれ本音なのかなっていうところのほうが見られるんだと思います。
あやかん
予測してないことがきても自分の言葉で素直に答えるということが大切なんですね。
森さん
個人的にそう思います。わざわざ自分から量産になる必要はないです。
あやかん
21卒の就活生に向けて伝えたいことはありますか?
森さん
さっきも話したんですけど、就活してるなかでDoってめっちゃ考えると思うんです。もちろん、やりたいことがある人はそれを大切にしてほしいです。でも、ないからといって自分を責めなくても大丈夫です。
あやかん
やりたいことが見つけられなくて悩んでいる人も多いですよね。
森さん
そうですね、実際そういう人たちをたくさん見てきました。
あやかん
ない人はどうしたらいいのでしょうか?
森さん
どんな自分なら好きかな、というところからまず考えてもらったらいいのかなって思います。
あやかん
なるほど、貴重なお話ありがとうございました!
森さんのお話を聞いて
本日はIBMに内定された森さんにお話を伺いました。
ESを自己添削して、着実に思いや軸を固めていった森さん。
自分のESを客観的に見るのってなかなか難しいですが、他者が受けた質問を書きこんでいけば、新たな気づきがあるかもしれませんね。
また、「to Doよりもto Be」という言葉も印象的でした。
「やりたいことはわからないけど、ありたい姿について考えてみたい!」という方はぜひエピック編集部までご連絡ください!