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2019.12.08

「コイツは嘘ついてるな」本当は企業にバレている?IT男子の”嘘をつかない就活術”

エピック編集部、新人ライターの琉喜井来太(るうきいらいた)です!

内定者の就活方法を知る企画「内定者のリアル」です。

今回は、IT業界人気No.1企業とも噂されるNTTデータ内定した野口さん(20卒)にインタビューしました。

はじめは成長したいという思いから、ベンチャー企業も意識していた野口さんが、なぜ最終的には大手の内定獲得を目指したのか?

ベンチャー企業と大手企業、どちらが自分に合っているのか悩んでいる方には、一つの考え方として、とても参考になると思います!

【野口さん】立命館大学政策科学部4年生 光回線の営業、ビジョンズラウンジのクルー、グロースハッカーなどの長期インターンを経て、NTTデータ内定を獲得

コーディングへの純粋な気持ちがIT系の志望動機

来太
野口さんはIT系大手企業のNTTデータへ内定をされたということだったのですが、業界は初めからIT系に決めていたんですか?
野口さん
IT系に決めたのは3年の秋くらいです。
その中でも職種をSE(システムエンジニア)に絞ったのは4年の2月あたりです。
来太
コーディングやプログラミングはあらかじめに勉強していたんですか?
野口さん
3年生の1月からしていました。
来太
どういうきっかけで勉強し始めたんですか?
野口さん
当時、インターンをしていた企業の新規事業でアプリを作ることになったんです。誰も作るスキルがなくて外注していたんですが、コスト過多で事業が思うようにいかなくて。
その時に、自分達で作った方がよくね?って考えになって。
それがコーディングを始めたきっかけです。
コーディングは独学とのこと…すごいっ!
来太
IT系に決める前は他にどんな業界を見ていたんですか?
野口さん
人材系や金融系ですね。
来太
インターンもいろいろな業界にいっていたんですか?
野口さん
人材系のクイックとか金融系の三菱UFJ信託とかマーケティングのベーシックとか、結構幅広くいってました。
来太
そこから何がきっかけでIT系に絞ったんですか?
野口さん
ビジョンズラウンジでの長期インターンをしているうちに、ある考えが出てきたことがきっかけです。
来太
どんな考えですか?
野口さん
まわりに人材系を目指している人が多くて、将来のビジョンとか社会で成し遂げたいこととか、みんな持っていて当たり前という環境だったので、自分も漠然とそういうのは持っていたんです。
ただ、それが本当に自分の心の底から思っていることなのかと言われると、そうじゃないなという考えが出てきたんです。
来太
なるほど。
野口さん
誰かに感謝されたりしたら嬉しいですけど、それ以前にコードを書くことが自分にとって純粋に楽しくて、幸せなんだなって気づきました。
それがIT系に決めた主な理由ですね。
純粋な気持ちって、ふとした瞬間に気がつきますよね

独立を前提で大手企業という選択

来太
はじめから大手にいこうと決めていたんですか?
野口さん
いいえ、はじめはベンチャーも見ていました。
でも、最終的には大手の選考を多く受けていました。
来太
ベンチャーを目指さなくなった理由はあるんですか?
野口さん
就活を始めたての頃は自分自身が成長したいと思っていました。
それで、ベンチャーのインターンにも参加していたんですけど、そこがかなりの激務で。
結構しんどい思いをしたんです。
インターンで遠慮せず、バシバシ使って貰えるのもなかなか良い経験ですね笑
来太
では、大手にはどんな印象を持っているんですか?
野口さん
環境が良いなと思います。
僕は自発的に動くタイプなので、数字に追われすぎない環境の方が実力を発揮しやすい体質なんです。
なので、そこはベンチャーよりも大手の方が合っているかなと。
来太
自分に合った環境ということですね。
野口さん
二つ目は教育面ですね。研修の環境が大手は整っているなと思いました。
来太
たしかに、しっかりと研修に時間をかけてくれるイメージがありますね。
野口さん
あとは純粋にブランド力みたいなところですね。
将来的にはフリーランスでやっていきたいと思っているんですけど、その時に大手の看板背負ってやってましたっていう方が案件を請負やすいので。
そういうところは大手にいた経験は大きいのかなと思いますし、それが良いところだと思います。
独立を目指してるんですねぇ〜
来太
大手企業の中でも、NTTデータに決めた理由はありますか?
野口さん
研修をするためだけの会社があったり、福利厚生だけを担当する会社があったり、環境が良さそうというのは大きな理由です。
あとは、海外の金融システムを作る事業が面白いなって思って、そういう自分が面白いと思うプロジェクトに関われることも魅力の一つでした。

野口流思考力の高め方~友達の自己分析手伝おう~

来太
野口さんが行なっていた就活対策はどんなものがありますか?
野口さん
とにかく行動が大事だと思います。
選考にたくさん行くのもそうですし、社会を知ることも大事だと思います。
社会人にひたすら会うとか。
来太
どういう手段で会っていたんですか?
野口さん
知人に紹介してもらってました。
その方が最初からフランクに話せて、相手も話しやすいと思います。。
最近はマッチャーなどのアプリもありますが、紹介の方が深い話しができます。
ついでに恋愛の相談まで?笑
来太
紹介で何人くらいと対談したんですか?
野口さん
50人くらいですね。
来太
どんな質問をしていましたか?
野口さん
あえてマイナスポイントについて聞いていました。
「どうして離職率が高いんですか?」とか「売り上げがよくないのはなぜですか?」とか。
知り合いの紹介なら、マイナスポイントも聞きやすそうですね。
来太
マイナスポイントについて質問ができる機会は貴重ですよね。
野口さん
あとは一問一答ではなく、一つの問いを深掘りしていくことを大事にしていました。
来太
それはなぜですか?
野口さん
たくさん質問するだけだと、ただ時間を埋め合わせているだけのような気がします。
質問って分からないことや不安要素を解消するためにするので、そういう聞き方の方がいいと思います。
来太
他になにか良い対策になったことはありますか?
野口さん
友達の自己分析や他己分析を手伝うことです。
来太
自分のではなく、友達のなんですね。
野口さん
他人が悩んでいるのを見て、なぜそれに悩んでいるのかを質問して。
どんどん掘り下げていって、そうすると相手は考えがクリアになるし、自分も思考力が上がりました。
これは頻繁にしていました。
これは即実践ですね、就活生のみなさん。
来太
NTTデータを受ける上で気をつけていたことはありますか?
野口さん
GDである程度思考力があれば、どこの企業もある程度はパスできると思っていたので、あとは質問に対して的確に答えて、嘘はつかないということですね。
来太
NTTデータが求めている人材像ってどんなものがありますか?
もちろん、野口さん目線で感じたもので結構です。
野口さん
SEの世界は技術が更新されていくので、新しいものを勉強し続けないといけないんですね。そのための知的好奇心や欲求は必要だと思います。
来太
技術者として見られているんですね。
野口さん

あとは開発経験があるか、数的思考力があるかも求められると思います。

就活とは自分と社会の接点を見つける作業

来太
就活をしていて、しんどい時期はありましたか?
野口さん
僕は自尊心が高いタイプで、「選考は絶対落ちないだろ」って思ってたんですけど、案外落ちちゃって。
そこで自尊心を傷つけられた時はきつかったですね。
来太
そこから気持ちの切り替えはどのようにされたんですか?
野口さん
就活への考え方を変えました。
僕は就活を受験と勘違いしていて、自分の偏差値以下の企業は通るみたいなイメージを持っていたんです。
その考え方だと、就活のバンカーから抜け出せなくなっちゃいますよね。
来太
それをどのように変えたんですか?
野口さん
企業は一つの評価軸でものを見ていないので、例えば大手のA社に受かったからといって、中堅のB社やベンチャーのC社に受かるというわけでもない。
それがわかった時に時に選考に落ちても気にならなくなりましたね。
来太
野口さんにとって、就活とはどんなものですか?
野口さん
自分と社会の接点を見つける作業かなと思っています。
自分が好きなことをやるのは自分は気持ちいいけど、社会にとっては貢献出来ていないこともある。
でも社会貢献のために自分を犠牲にするのも違う。
来太
たしかに。
野口さん
相手目線すぎると自分ばっかり犠牲になって潰れちゃうし、自分勝手すぎると相手に価値を貢献できない。
なので、そこの妥協点を探すことが就活なのかなと思います。
MacBookが欲しかったけど、意外とバイト代少なかったから、MacBook Airを買うみたいな?

自分のことは嘘をつかず、ストレートに!

来太
現役の就活生へのアドバイスはありますか?
野口さん
自分に嘘をつくなということですね。
来太
どういう嘘ですか?
野口さん
例えば、成長思考が強い人が内定をもらいやすいって聞いて、そういうふりをするとか。
自分を装うのは今までの自分の経験と不協和音を起こすと思ってて。
来太
自分のなかで矛盾が生じますよね。
野口さん
成長したいって口で言ってても、過去の行動を見れば、本当に成長をしたいのかどうか怪しいと企業は思いますし、コイツは嘘ついてるなって思われます。
今まで何万人も見てきている面接官なら、嘘くらい見抜けますよね。
来太
嘘はなによりもマイナスポイントですよね。
野口さん
なので、自分がしてきた行動とか思っていることはしっかり包み隠さずストレートに言った方がいいと思います。
来太
たしかにそうですよね。
野口さん
NTTデータを受けるときは、質問に対して的確に答えるということと、嘘をつかないこと。
この二つに力を入れてましたが、それで落ちたら「僕と企業が合っていなかったということ」という気持ちで望んでいましたし。

NTTデータ内定者の野口さんにお話を聞いて

本日はNTTデータに20卒内定した野口さんにお話を聞きました。

野口さんには一貫して、就活における自分の行動に自信を持っている印象を受けました。

それは、自分にも企業にも嘘をつかない、それで落ちたら仕方ないという心持ちが、自信を生み出しているのではないかと感じました。

NTTデータのみならず、様々なIT企業のお話も聞きましたので、もっと詳しい話が聞きたい人はぜひエピック編集部へご連絡を!

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来太

はじめまして。 エピックライターの琉喜井 来太(ルウキイ ライタ)です。 三度の飯よりライティングが好きです。 令和元年デビューのルーキーですが、よろしくお願いします。