就活をエンタメにエピック

2019.08.08

夢や目標は誰にでもある。そして、その夢を叶えるために僕たちは就活をする。

受けた企業は1社だけ!?京大生が語る夢を実現するための”1社就活”

エピックライターおさむです。

内定者の就活方法を知る企画「内定者のリアル」です。

働くからにはやはり第1志望の会社に就職したいですよね。
でも、「行きたい会社に内定をもらう方法が分からない。」
「そもそもやりたい事、夢が分からない。」
という方も多いと思います。

そんな悩みを抱える就活生必見!

今回はVOYAGE GROUPの19卒内定者、京都大学の桑原(くわはら)さんを特集しました。

自身が行きたい会社、1社のみ選考を受け、見事に内定した桑原さん。
そこまでしていきたい会社をどうやって見つけ、どのように内定を勝ち取ったのでしょうか?

【桑原利旺(くわはら りお)】長崎出身、京都大学教育学部卒業、株式会社VOYAGE GROUPに内定。学生時代はカヌー部に所属し、関西3位・全国5位の成績を残す。2回生冬のけがを機に3回生の夏に退部、その後は就活、長期インターンに取り組む。

就活の始まりは暇だったから!?

おさむ
どんなきっかけで就活を始めましたか?
桑原さん
怪我の影響で3回生の6月くらいに部活を辞めたのがきっかけです。
そこで時間が空いたので、就活を始めました。
おさむ
最初は、どこを志望してたんですか?
桑原さん
お金もらえそう、格好いいというイメージから、なんとなく総合商社へ行きたいという思いで動いていました。
おさむ
京大の体育会って確かに商社へ行っているイメージありますね。
桑原さん
当時は商社とメガバンクくらいしか知らなくて(笑)
おさむ
なるほど、具体的にはどんなアクションを起こしていましたか?
桑原さん
6、7、8月は手当たり次第にインターンの選考を受けていましたね。何をすればいいか全く分からなくて、周りに進められてインターンに行きました。
おさむ
選社軸はありましたか?
桑原さん
特になかったですね。目に入った企業をとりあえず受けていました。
ローラー作戦や
おさむ
具体的にどのような会社を受けたんですか?
桑原さん
日清食品、森永乳業などで、ベンチャーだとネオキャリアとか。選り好みせず、誘われるがままに行ってました。
おさむ
ちなみに商社志望はどのあたりから変わったんですか?
桑原さん
2、3週間で変わりましたね。商社の方と話した機会があり、そこで違和感を感じて。
切り替わり早い
おさむ
どういうところが違うと思ったんですか?
桑原さん
大手は配属が運ゲーだと思いました。繊維関連の事業にいく可能性もエネルギー関連の事業にいく可能性もあり、配属で全て決まってしまうと感じたので。
その時に初めて、「仕事って何をするか」が大事。「人と関わる仕事がしたい。」と思いました。
大手は運ゲー、、、パワーワードやな
おさむ
ちなみに周りの京大生は大手が多いんですか?
桑原さん
多いです。京大生に限らず、周りの環境に流される人は結構いますね。
周りが体育会系で商社へ行く人が多いからとか、周りがベンチャーが多いから自分も行くというケースは良くあると思います。
確かに!就活生は周りに流されがち、、、?

OB訪問で無双!社会人と話しまくれ

おさむ
OB訪問アプリなどを使い、社会人に沢山会ったと聞いたのですが、始めたきっかけを教えてください。
桑原さん
一緒に就活してた友達がOB訪問アプリを教えてくれたのがきっかけです。
おさむ
どれくらい使っていたんですか?
桑原さん
7、8月くらいから始め、合計で100人以上の社会人の方とお話させていただきました。
おさむのラインにいる友達より多いやん、、、
おさむ
かなり多いですね。その中で意識していた事はありましたか?
桑原さん
自身の課題を浮き彫りにして、常に目的意識を持って会うことです。
僕も最初は片っ端から会いましたが、途中で闇雲にOB訪問をしても意味がないと気づきました。
おさむ
どのような基準でOB訪問をする相手を選んでいましたか?
桑原さん
その人としかできない話や自分の抱えている問題や課題にヒントをいただけそうな人、解決できそうな人を選んでいました。
人と会うときは目的意識を。
おさむ
100人以上の社会人に話を聞いて、1番心に残っていることは何ですか?
桑原さん
1番刺さったのが「今までの肩書きや経験に囚われてるんじゃない?それを1回捨ててごらんよ。」という言葉ですね。それで良いんだと思い、肩の荷が降りました。
おさむ
今まで頑張ったことに囚われてたという事ですか?
桑原さん
そうですね。必要転換で、今まで頑張ったことをそのまま活かすのではなく、他のフィールドに転用するという考えがしっくりきて。
なので、新しく何をしていきたいか考えれば良いと思いました。
確かに大学生って過去にとらわれ過ぎてる感あるなぁ

就活を疑え、それは誰にとっての常識?

おさむ
桑原さんは早くからOB訪問をしてますが、その過程で気づいたこと、感じたことはありますか?
桑原さん
就活のルールを疑うこと
あとは、批判的思考力を持って自分で動く大切さですね。
おぉ、なんだか難しそうな内容だぞ、、、
おさむ
就活のルールを疑えというのはどういうことでしょうか?
桑原さん
例えば、就活の解禁だと、何が解禁なのか意味を考えてほしいです。それを理解して3月の解禁前から動いたらガラガラなんです。OB訪問とか会いたい放題。言われるがまま解禁日から動くというのは少しもったいないと思いますね。
おさむ
批判的思考力はどんなものですか?
桑原さん
要するに自分の頭で物事を考えろということです。
例えば、リクナビなどで沢山エントリーし、内定もらって、という方法が一般的に良しとされていますが、果たして自分にあっているのか?と少し批判的に見てみる。
思考を止めたらそこで試合終了ですよ、、、
おさむ
他にも批判的思考力が必要と感じたことはありますか?
桑原さん
就活塾、人材系などで就活生の不安煽る商法をしている人が一定数います。でも、少し批判的に考えれば、売り手市場なのでそんなことないと分かりますよね。
それってほんま?を考えよう

やりたい事を見つける。それが第一歩

おさむ
先ほどの2点を持つ他に大切なことはありますか?
桑原さん
自分なりの目標を設定する事ですね。
勉強と違って答えが存在しなくなると思うので。自分で目標を設定し、それをどう達成するか考えることが大事かと。
自分のレールは自分で敷こう!
おさむ
目標を設定する上で大切なことは何ですか?。
桑原さん
最初にどんな将来、人生にしたいかを考える事が大切だと思います。
仕事から人生を考えるのではなく、人生を考えた後に手段としてどんな仕事をどれくらいするか考えることが大切かと。
おさむ
それはなぜですか?
桑原さん
就活をしていると視野が仕事に向くと思いますが、それは健全ではないと思っていて。
僕自身も先ほどの考え方を知り、凄く楽になりましたし、筋の通った意思決定もできたので。
仕事はあくまで人生の1部やで(と自分に言い聞かせるおさむ)
おさむ
やりたい事から逆算できる人は良いと思うのですが、それができない、将来が分からない人が多いと思うんです。見つけ方のコツとかありますか?
桑原さん
本当に夢や目標がない人はいないと思っています。
思っていることに自信がないだけで、面談して仲良くなると「自信は無いけど私こうしたいんですよね。」って人多いですよ。
おさむ
その夢や目標を具体化する方法ってありますか?
桑原さん
夢、目標の仮決定。をする事ですね。
内容は変わっていいと思うので、夢や目標の前にカッコ(『』)をつけて『今はこうしたい』と付けることです。仮決定を繰り返して、違ったらまた試行錯誤して繰り返していけばいいと思います。
仮でもいいんです。少し気になること夢に設定しませんか?

1社就活までの経緯、なぜ1社に!?

おさむ
桑原さんの内定までの流れを教えてください
桑原さん
VOYAGEには12月頃に出会って、4月の頭に内定をもらいました。
おさむ
この期間、他の会社は受けなかったんですか?
桑原さん
VOYAGEを受けると決めるまでは教育系大手も見ていました。その企業の夏のインターン、2月の2daysインターンも参加しましたが、2daysを通して求めてるものとかけ離れていると感じて選考は受けませんでしたね。
おさむ
最終的に意思決定をした軸は何でしたか?
桑原さん
「好きな人と好きな事をしたい思い」と「若者に対して人生について考える機会を与えたいという想い」、それを大切にし、実現できる会社で決めました。
自分が売るサービスを本当に良いと思っていなければ、うまくいかないことは経験から分かっていたので。
おさむ
会社の知名度よりも自分がどれだけ会社とサービスが好きかが大切ということですね。
桑原さん
それが僕、会社、社会にとって1番いいと思っています。
win、win、winの関係やな!

1社就活に込められた意味とは

おさむ
そこから1社だけの就活になると思うんですけど、かなりのリスクではなかったですか?
桑原さん
リスクを何と定義するかだと思っています。
僕のリスクは、内定を持っていない事ではなく、1番行きたいVOYAGEに入れないことでした。
おさむ
VOYAGEさんに入れればいいと。
桑原さん
ほとんど100%の就活生が1社しか入らないですよね。
なので、2個以上の内定は目的がない限りはいらないと思っているので。
確かに二刀流はレアや
おさむ
他に1社就活の理由はありますか?
桑原さん
闇雲に1社ではなく、比較検討をした上で1社なら強み、熱意が伝わると思ったので。
学生は即戦力では使えないし、仕事ができない。同じ雑魚なら元気がある雑魚の方が良いし、頑張る雑魚がいいと思ったんですよ。
おさむ
1社就活のメリットは何でしたか?
桑原さん
1社だけなのでゆとりを持って選考に望め、対策もいくらでも出来ることです。
おさむ
内定のために具体的にどんな対策をしましたか?
桑原さん
ひたすら話していました。英語を勉強するとき音読して覚えろというのと同じですね。
100人以上の方とお話しすると100回以上の自己紹介をして、500個くらい質問が飛んできます。そうすると自己紹介もアップデート出来て、質問への答えもどんどん足されていくんです。それを日々積み重ねていきました。
音読学習めちゃ懐かしいです笑
おさむ
なるほど。100人以上の方に会うというのが対策だったんですね。
桑原さん
はい、正直自己分析の方法とかあまり意識したことなくて。それを成していたのが、社会人の方とお話しした事と思っています。
おさむ
1社就活で内定を取るのは実際には難しいと思うのですが、コツとかありますか?
桑原さん
自分と企業を多角的に分析することです。
自分と会社のマッチングなので、自分と会社を分析して合ってたら通りますよね。なので、ひたすら自分と企業を分析しました。
おさむ
多角的にとはどういうことですか?
桑原さん
360度いろんな方向から分析することです。横から見るか上から見るかで自分の違う部分が見えますよね。
360度見るってNARUTOに出てくる白い眼の、、、
おさむ
具体的にどうしていましたか?
桑原さん
背景の違う人と話す事です。
自己分析、企業分析する時も同じ世代、業界、会社の人と話しても同じ意見しか出てこないので、僕は競合となる会社の社員さんにVOYAGEのことを聞きました。マイナスな話も出てくるので、それを自分のメリットと比較して考えましたね。
バックグラウンドが違う人にこそヒントが!

これからの就活生に向けて

おさむ
就活生に向けてのアドバイスをお願いします。
桑原さん
自分は何が大切なのか落ちつて考えてほしいです。
選考に受からないし、内定がもらえない、不安だから沢山受けるなどはしない方が良いと思います。
おさむ
一度立ち止まって考える必要があると。
桑原さん
不安だからこそ考えてみる。不安な状態は健全ではなくて、不安でうまくいくことは無いと思うんです。
まずは不安を取り除いて、自分の状況を把握してほしい。
不安になったら走らずstay。
おさむ
これから就活を始める人にしてほしいアクションはありますか?
桑原さん
時間がある前提で、目的意識を持ち、色々な人に会い、話を聞いてほしい。社会人になると様々な都合で人と会いにくいけど、学生は就活という理由で社会人が会ってくれる。これは貴重な体験ができるので存分に使ってほしいです。
おさむ
確かに貴重な時間ですね!
桑原さん
ただ、相手も貴重な時間を使ってくれている事は忘れずに。自分にできること考えて、自分がgiveする事が必要
takerではダメ、giverになろう。
おさむ
会うときにはこうしたらいいとかありますか?
桑原さん
ラポールの形成から入るのが良いと思います。
自分の話ばかりされると、相談に乗る方も正直気持ちよくはないので、最初から質問攻めではなく、打ち解けて仲良くなる事を意識するべきかと。
おさむ
ラポールの形成ですか?
桑原さん
簡単に言うと、長期的にwinwinの関係を築くことを意識して。その方がお互いに良い思いができると思うので。
おさむ
時間がある人は社会人に会い、話を聞くのが良いということですね。
桑原さん
もちろん、社会人だけではなく、内定者や海外の方など様々な価値観の人と会い、自分の幅を広げてほしいですね。
おさむ
本日はありがとうございました。

1社就活をした桑原さんにお話を聞いて

本日はVOYAGE GROUPに19卒内定した桑原さんへお話を聞きました。
根本的な仕事のとらえ方、夢や目標はみんな持っているというお話は新しい発見になった人も多いのではないかと思います。
そこから自分が行きたい会社へ内定するための分析、アプローチ方法などはこれからの就活に活かせそうですね。

もっと詳しい話が聞きたい人はぜひエピック編集部へご連絡を!

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