就活をエンタメにエピック

2019.12.15

あなたは何のために成長しますか?「成長」を軸に企業を選ぶ就活

エピックライターおさむです。
内定者の就活方法を知る企画「内定者のリアル」
今回はアチーブメントの20卒内定者、神農(しんのう)さんにお話を聞きました。

ベンチャー企業に行くと常に聞く「成長」という言葉。
他の人はなぜ成長を大切にするのか。
成長の話をする上で出てくる理念とビジョンってどう立てる??
そんな質問を、ベンチャーに絞って夏のインターンでは全て選考を通った神農さんにぶつけてきました!!

【神農菜々美(しんのうななみ)】同志社大学政策学部所属、経済学系のゼミで研究を進める一方NPO法人ドットジェーピーにて学生スタッフとして運営。現在はbeyond cafeにて後輩の就活支援を行っている。
おさむ
神農さん

神農さんの就活

おさむ
就活を始めたきっかけは何でしたか?
神農さん
ドットジェーピーのつながりからです。
自己分析は2年の冬くらいから始めて、3年の5月くらいから本格的に動き始めましたね。
おさむ
本格的にとはどのような動きをされたのですか?
神農さん
先輩の紹介でインターンの選考を受け始めました。
終始ベンチャーを受けていましたね。
おさむ
ベンチャーに絞っていたんですか?
神農さん
はい。私は成長意欲がとても強くて、大手には興味がなかったです。
おさむ
5、6月はどんどんベンチャーを受けた感じですか?
神農さん
そうですね。めちゃくちゃ受けていました。社員数5人程度のスタートアップ企業から、メガベンチャーと言われる8000~10000人規模の企業も全部見ていましたね。
ベンチャー志向といっても幅広いなぁ
おさむ
沢山あるベンチャーの中でどういった業界の企業を受けていたんですか?
神農さん
人材、IT、コンサルが中心でした。
それと無形商材が良いなと思っていましたね。
おさむ
それはなぜですか?
神農さん
物ではなく自分の魅力を見てもらえる」という点です。
相手と向き合っているのは物ではなく自分と言えるのが無形商材だと思ったので。
おさむ
夏は何社くらい受けたんですか?
神農さん
両手には収まらないくらいには受けましたね。
あと、受けた企業は全部通りました。
日程のダブりがあって実際にいったのは6,7社ですが。
さらっと凄いこと言うてる、、、
おさむ
秋以降の動きを教えてください。
神農さん
10月くらいからベンチャーの選考が始まるので人事の方と面談していましたね。NPO法人の活動で東京に行く時ついでにリクルーターに会っていました。
おさむ
そこから冬にかけて就活の軸を固めていくと思うのですが、どのような軸で企業を絞りましたか?
神農さん
さっき話した成長環境事業内容それとキャリアですね。
それと 私は1月にアチーブメントの内定承諾をしたので冬が終わる前に就活を終えました。
おさむ
早いですね。1月に意思決定する時に他社と迷ったりしなかったのですか?
神農さん
めっちゃ迷いましたね(笑)
人、成長環境、事業内容という部分で最後はリンクアンドモチベーションと賃貸のHOMESを運営しているライフルの3つで迷いました。
どこも人気企業やなぁ
おさむ
そんな中でアチーブメントに決めた理由を教えてください。
神農さん
教育という部分ですね。
自分が何かを変えていく時に社会や大衆を変えるのは難しい。なので、自分も変わりつつ自分の背中を見て人が変わっていくというのが理想だと思っていたんです。ただ、教育はそれを覆せると思いました。
おさむ
教育を1番できるのがアチーブメントだったという事ですね。
神農さん
はい。事業として人材教育をしているので。
それと私が目指しているビジョンを達成するのにも良い環境でした。
おさむ
具体的に教育とはどのような事をしているんですか?
神農さん
中小企業の経営者をメインに研修を売っています。
日本には380万社程企業がありますが、99%が中小企業と言われていてその層に向けて研修を行う形ですね。
おさむ
アチーブメントはどんな社員さんが多いんですか?
神農さん
キラキラしている人が多いですね。
自分の軸を持っていて、生きる目的や人生をどんな事に、誰に使うのかを決めている人が沢山いる印象です。
私も時間の概念を大切にしているのでこういった部分にも惹かれました。
おさむ
時間の概念?
神農さん
はい。経営者だったおじいちゃんに「身分の高い人も低い人も平等に与えられているのは時間だけ。その時間をどう使うのかをちゃんと考えなさい」とずっと言われていて。
限られている人生をいかに生きるかが成功の秘訣と教わっていました。
おじいちゃんの言葉が重く心に響いてきます、、、
おさむ
会社の雰囲気や風土は神農さんからみてどのような特徴がありますか?
神農さん
30年くらいの企業で社員数は150人くらいで、凄く自由ですね。
圧倒的な成長環境がありつつ、会社を良くしていきたいという人が集まっている印象です。
おさむ
自由って良いですね。
神農さん
もちろん決められている事も沢山あるのですが、そこで何を得たいかというのが自由
自分の得たい事をサポートしてくれる。ただ、その得たい事を見つけるのが凄く大変だと思います。お前は何がしたいのかと常に問われる感じですね。

成長志向の話

おさむ
成長という言葉は最近の就活市場でトレンドだと思うのですが、神農さんはなぜ「成長」を大切にしているのですか?
神農さん
これも経営者だったおじいちゃんの影響ですね。
人の2倍努力しないと人より出来るようにはならないから努力しなさい
自分ができると思ったらだめ。常に謙虚でいなさい
とずっと言われてきて、より良くなりたいという気持ちは強いです。
ちなみにおじちゃんは顕在です(笑)
おさむ
でも成長するならもっと小規模のスタートアップとかの方が良いのではないですか?
神農さん
どんな成長環境を求めるかで違うと思います。
自分が身を置きたい環境を考えた時に、ある程度制度は整っている方が良いと思いました。5人とかは少なすぎるので100人くらいの規模が良かったんですよね。
おさむ
それはなぜですか?
神農さん
成長を考えた時に上に人がいる状況か、自分で0から作り上げていく環境かを考えた時に、自分は誰かを目指す成長環境が良いと思ったので。
目指す人がいるって大切ですよね
おさむ
でも人で見ると危険性も高いとよく聞くのですが、、、
神農さん
人事だけだと危険かなと思います。なので、夏休みが終わったあと人事以外の方にお会いさせていただきましたね。

ビジョンを見つける未来志向の就活

おさむ
アチーブメントに決めた時のお話に出てきた神農さんのビジョンとは?
神農さん
ビジョンは「社会の1人1人が自信を持って働ける社会をつくる事」ですね。
その中で1番効率の良い方法を考えた時、99%以上を占める中小企業の代表を教育していく事。
中小企業は経営者が変わると一気に雰囲気も変わりやすいので。
おさむ
なるほど、就活ではこのビジョンなどを大切にされていたんですか?
神農さん
そうですね。 あとは自分の価値観を明確にする事を大事にしていました。
私はインターンなどで深堀りを進めてチームのメンバーと共に自分の価値観、本当にやりたい事を明確化しましたね。
ここでやっぱりITに興味ないなぁと気づきました。
おさむ
価値観を明確にした後はどのように動きましたか?
神農さん
学んだ事、自分の価値観のアウトプットですね。
私はNPO法人の活動やゼミ活動のプレゼンで就活の学びをアウトプットしていました。
おさむ
価値観を深掘る上で1番大切なのは自己分析ですか?
神農さん
そうですね。自己分析は「過去と未来」の2種類あると思っていて、過去の方が基本的な自己分析だと思うんですけど、私は今の自分から未来の自分をプランニングする事を大切にしていました。
おさむ
具体的にどのような流れで考えるんですか?
神農さん
まず、今の価値観は誰から影響を受けているか、いつ形成されたものなのか、それは本当に大事なのかという過去の部分を徹底的に話して人生の理念を見つける。そこからこの先何を大事に生きていきたいかという未来へのプランニングをする流れです。
まずは理念がないとビジョンのプランニングができないです
おさむ
「話す」と出てきましたが1人ではなく複数人と考えた方が良いのですか?
神農さん
1人はおすすめしないです。まず、1人で向き合っているとしんどいですし。
また、自分と相手の視点で感じ方が変わるので複数人ですれば自分が見えていない角度から深掘りができる。そこが真髄だと思います。
おさむ
友達とかと一緒に深掘るのが良いのですか?
神農さん
経験上、友達よりは自分の先に歩いている人達、先輩や社会人の方に聞くのが効率的で良いと思います。
自分よりも能力が高い人。感覚的ではあるんですけど、自分より凄いなと感じる部分がある人に聞くと良いかと。
先輩お願いシャス
おさむ
この動きで理念や価値観、ビジョンを固めるんですね。
神農さん
まだこの先があって、ここで1度明確にしたら同じく理念やビジョンを持っている人と話をしてブラッシュアップしていく必要があると思っています。
この動きをする事で情報が更新されて自然と道が見えてきますね。
おさむ
なるほど、こうしてビジョンが固まれば就活も上手くいきそうですね。
神農さん
はい。自分の人生に向き合い、自身が持つ価値の判断基準で選ぶ会社はどこでもマッチングする。だからこそ人生の理念とかビジョンが明確にする必要があるんです。

自然体で就活を楽しむ

おさむ
神農さんが理念やビジョンを固める事以外に大切にしていた事はありますか?
神農さん
自然体でいる事ですね。
人と向き合う時、自分の持っているもの以上は絶対出ないので、自分のありのままを知ってもらう事が相手にできる価値提供とも思いますし。
おさむ
相手への価値提供が自然体でいる事だと。
神農さん
そうですね。あと自分自身もその方が楽じゃないですか。
私は昔、取り繕う癖があって高校の時は求められる像に合わせていたんですけど凄くしんどくて。
だからこそ、取り繕うよりもありのままの自分を出している方がいいなと。
おさむ
自然体って難しいと思うのですが、上手く出す方法は何かあるんですか?
神農さん
完璧を求めるのを辞める事ですね。
元々、私も完璧主義だったんです。でも、それを辞めてから自然体でいられるようになりました。
完璧主義カッコイイけど疲れますよね
おさむ
自然体でいる事が就活を楽しむ1歩目かもしれませんね。
神農さん
そうですね。あと、1人で頑張れる人は素晴らしいと思うんですけど、誰かとやらないと進まない人や他の人と話す事が好きという人はどんどん社会人の方と会ってみたり、インターンのつながりを深めていったりした方が楽しく就活できると思います。
おさむ
インターンでのつながりですか。
神農さん
はい。同じインターンに参加している子って何かしら似ている人が多くて、大学の友達よりも仲良くなる事が多いんです。
おさむ
インターンでのつながりを続けるコツみたいなのはありますか?
神農さん
インターン中は価値観とか意見をぶつけ合うと思いますが、その中でまずは相手の意見を受け入れるという事ですね。相手が話しやすい環境をいかに作り出すかを考えていました。
口頭1番NOはやめよう
おさむ
この聞く姿勢みたいな部分が良かったと。
神農さん
はい、色々な話が集まってきましたね。
やはり話を聞いてくれる人と聞いてくれない人だと絶対に聞いてくれる人を選ぶじゃないですか。
おさむ
就活を楽しむためには人との関わりが1番なんですね。
神農さん
そうですね。ただ、自分のペースも大切にしながらですが。私はアップテンポで進んでいく方が好きなんですけど全員がそうではないと思うので、自分に合うペース、テンポで就活をしたらより楽しくなると思います。

これからの就活生へ向けて

おさむ
これからの就活生へアドバイスお願いします。
神農さん
何かしら自分で求めて、就活する姿勢を大切にしながら周りを巻き込んで就活をして欲しいですね。
今始めている人はこれから就活をスタートさせる同級生とか。
おさむ
何かしら求めてというのは?
神農さん
目的意識を持って就活をして欲しいという事です。
おさむ
持ち続けるのって難しそうですね。
神農さん
確かに大きな目的は忘れないけど、それを達成するための小さな目標って沢山あって全てを持ち続けようとするとキャパオーバーしてしまうと思います。なので、何が1番大切なのか優先順位を付けて高いものを持ち続ける事をして欲しいですね。
目的なき行動に意味なし
おさむ
なぜ周りを巻き込んで就活をするんですか?
神農さん
自分1人で動いても自己満足にしかならない。自分1人だけではなく他の誰かを巻き込む事で色々な意味で満足すると思います。しかも、他者の成長を通じて自分の成長にもつながるので充実感が倍増しますよね。
おさむ
なるほど、他に大切にしてほしい事はありますか?
神農さん
自分で決める事ですね。
決断は何かを取るのではなく捨てる事だと思うんですよ。
例えば、2つ携帯があった時にどちらを選ぶかと言われたら片方を捨てないといけない。その時みんな捨てきれないんですよね。
おさむ捨てられない人間です、、、
神農さん
片方のメリットを捨てて選択する覚悟があるか。そこが大事だと思います。
私がアチーブメントを選ぶ時に、リンクアンドモチベーションとライフルを捨てたわけじゃないですか。
そこに対して自分で責任を持てるかどうか。責任を取り続ける姿勢があるかですね。
おさむ
神農さんにとって就活とは?
神農さん
ステップの1つでした。
就活は大きなステップでしたが、その先の人生を見る上での1ステップとして考えていましたね。
就活を通して、どこの企業にいきたいかではなく、どう生きたいかを知るきっかけでした。

アチーブメント20卒内定者の神農さんにお話を聞いて

本日はアチーブメントに20卒内定している神農さんにお話を聞きました。

神農さんが成長を大切にする理由、おじいさんの言葉はとても心に響きました。
また、自分の人生に向き合って価値観を明確にし、理念やビジョンを決める事の大切さはとても身に染みました、、、
過去から今だけではなく、自分の将来のためのプランニングをしてそれをアウトプットする事でより磨きかけていきたいですね。

もっと詳しい話が聞きたい人はぜひエピック編集部へご連絡を!

エピックでは、就活・転職相談を絶賛受付中です!

エピックでは、就活・転職相談を絶賛受付中。
どのようなお話でも、一度心置きなくお申し付けください。
皆さんが『楽しく』『面白く』働くことができるよう
エピック編集部が全力でキャリアの支援をさせてもらいます。

エピック相談ページへ

  • facebook
  • facebook
  • はてなブログ
  • LINE
  • EPICK