エピックライターおさむです。
内定者の就活方法を知る企画「内定者のリアル」
最近は文系だけどプログラミングをしている学生が多いですよね。
理由はエンジニアになりたい、将来起業したいetc…
今回は話題のスタートアップ企業「マネーフォワード」内定者(19卒)の富田(とみた)さんを特集しました。富田さんは、文系未経験からエンジニアとしてのキャリアをスタートさせます。
「話題のマネーフォワード気になる!」「文系からエンジニアってどうしたんだろう?」
そんな思いのある就活生は必見です!
マネーフォワード19卒入社者の富田さんって?
おさむ
大学時代はどんなことをされていたんですか?
富田さん
Webサービスを作っていましたね。
おさむ
Webサービスですか?
富田さん
はい。大学2年生の時に友人と作っていましたね。起業も目指し活動をしていました。
おさむ
起業などに興味があったんですか?
富田さん
そうですね。大学では経営学を学んでいましたが、起業はやってみないとわからないなと思って(笑)リスクがないうちにサービスを作ってみようと考えていました。結局、うまく行かなかったんですけど。
おさむ
それ以外はどんな活動をしていたんですか?
富田さん
3年生からは、WAKAZOという、万博誘致活動の学生団体に入っていましたね。そこでもWAKAZOオンラインというWebサービスの立ち上げに携わりました。起業がうまくいかなかったので、そこで再度チャレンジした形です。
企業は幅広く?自分の可能性を見出せ!
おさむ
就活では、どのような企業を受けていましたか?
富田さん
学生時代の経験からインターネットに関わる企業に就業しようと考えていました。
おさむ
就活はいつ頃始めましたか?
富田さん
3年生の夏に本腰を入れて始めました。
8月に銀行のインターンに行ったのが最初ですね。
8月に銀行のインターンに行ったのが最初ですね。
おさむ
銀行ですか?
富田さん
そうですね。まずは、自分の知らない業界を見ようと思って、あえて受けていました。
おさむ
例えばどんなところがありますか?
富田さん
銀行や、阪急阪神、ミキハウスなどのインターンに行きましたね。
その後も秋くらいまで、業種・職種ともに幅広く見ていました。
その後も秋くらいまで、業種・職種ともに幅広く見ていました。
おさむ
なぜ幅広く見ようと思ったんですか?
富田さん
自分の選択肢を可視化するためですね。
就活を機会に、IT業界以外の関心や自分に向いている企業を探してみました。
就活を機会に、IT業界以外の関心や自分に向いている企業を探してみました。
おさむ
見た結果どうでしたか?
富田さん
やはりIT業界に落ち着きました。
さまざまな業界を自分の目で見ることで、やはりWebサービスを作りたいんだと改めて気づきましたね。
さまざまな業界を自分の目で見ることで、やはりWebサービスを作りたいんだと改めて気づきましたね。
おさむ
そこからはITが中心ですか?
富田さん
そうです。冬からはWebサービスを提供しているIT企業を中心に見ていました。
大体15社くらい受けていましたね。
大体15社くらい受けていましたね。
おさむ
ちなみにどんな会社を受けたんですか?
富田さん
マネーフォワード(以下:MF)やサイバーエージェント、DeNA、アカツキ、電通デジタルとかですね。
おさむ
IT企業も沢山ある中で、選ぶ基準ってありましたか?
富田さん
働く環境と人ですね。
「ビジョン、ミッションに共感できるか」「働く人とフィーリングが合うか 」は大切にしていました。
あと、企業規模もポイントの1つです。。300~500人くらいの会社に入りたいと思っていましたね。
「ビジョン、ミッションに共感できるか」「働く人とフィーリングが合うか 」は大切にしていました。
あと、企業規模もポイントの1つです。。300~500人くらいの会社に入りたいと思っていましたね。
おさむ
会社規模は珍しいですね。なぜですか?
富田さん
順調に成長していて、かつ人も足りていない状態かなと考えていました。この規模かつ成長しているからこそ、ポジションも空いてきて裁量権を持って仕事ができるのかなと。
おさむ
最終的にMFに決めた理由は?
富田さん
エンジニアとしてのキャリアを積むことができる可能性を感じた点ですね。
正直、途中までDeNAと大変悩みました。両方魅力的だったので。
正直、途中までDeNAと大変悩みました。両方魅力的だったので。
おさむ
両社ともにエンジニア採用で受けていたんですか?
富田さん
いえ、僕は両方ビジネス職だったんです。ただ、MFにはエンジニア職への道が少しでも見えたので意思決定をしました。
おさむ
エンジニアに以前より興味あったんですか?
富田さん
はい。Webサービスを作っていた時に、エンジニアのスキルは必須だと感じていました。ただ、文系だったのでエンジニアのキャリアを諦めて就活していたんです。
エンジニアとして働ける可能性が見えた時は、覚悟を決めた上でその道を歩もうと決めました。
エンジニアとして働ける可能性が見えた時は、覚悟を決めた上でその道を歩もうと決めました。
噂のマネーフォワード、どんな会社なの?
おさむ
MFってどんな会社ですか?
富田さん
すべての人の、「お金のプラットフォーム」を目指すフィンテック領域(Financial×tech)の会社ですね。
おさむ
いつ頃に知ったんですか?
富田さん
実は高校生の時です(笑)
当時、電子マネーのnanacoの残高を把握するために使っていました。その時はどんな会社か意識していなかったのですが、就活でエージェントの方から紹介されて興味が湧きました。
当時、電子マネーのnanacoの残高を把握するために使っていました。その時はどんな会社か意識していなかったのですが、就活でエージェントの方から紹介されて興味が湧きました。
おさむ
マネーフォワードの社員さんはどんな人が多いですか?
富田さん
落ち着いた方が多い印象です。
おさむ
ベンチャーなのに珍しいですね。
富田さん
そうですね。フィンテックの領域なので金融業界の中途入社の方も多い影響かもしれません。
平均年齢も32歳くらいで、、いわゆるベンチャーのゴリゴリ感はなく、大人の方が多い印象です。
平均年齢も32歳くらいで、、いわゆるベンチャーのゴリゴリ感はなく、大人の方が多い印象です。
おさむ
意外ですね。
富田さん
はい。ただ、 課題感を強く持ってサービスづくりをしている方は非常に多い印象でした。
何を考えるにしても、会社のミッションやビジョンに立ち返って、サービスづくりが進めていくことを感じます。
何を考えるにしても、会社のミッションやビジョンに立ち返って、サービスづくりが進めていくことを感じます。
おさむ
同期の方はどんな人が多いですか?
富田さん
変わった人が多かったですね。僕は浪人しているので、年下が多いと思っていたら、皆、4回生なのに僕より年上なんですよ(笑)
大学で自分のやりたい挑戦をしてから、就活をした人が多い印象ですね。
大学で自分のやりたい挑戦をしてから、就活をした人が多い印象ですね。
おさむ
東京出身が多いですか?
富田さん
いや、僕らの同期は意外と地方が多いですね。
関西圏の国公立はじめ、他にも東北、九州など色々な方がいます。
関西圏の国公立はじめ、他にも東北、九州など色々な方がいます。
どんな選考が?そしてどんな所を見られているの??
おさむ
MFではどんな選考がありましたか?
富田さん
僕は、現場の責任者の方や代表の辻とお話させていただきましたね。
おさむ
面談ではどんなこと聞かれましたか?
富田さん
共通して聞かれたのは、マネーフォワードが大事にしているValueの1つ、ユーザーフォーカス(ユーザー目線)で物事を考えられるかです。
おさむ
面接で変わり種な質問ってありましたか?
富田さん
結構ありますね(笑)
詳細は選考を楽しみにしてもらえるといいと思います。
詳細は選考を楽しみにしてもらえるといいと思います。
おさむ
「これやったらMFに受かる確率が高くなるよ」というのはありますか?
富田さん
選考中に言われたのは、ミッション、ビジョンへの共感とチームワーク、入社後の働くイメージが湧くかを見ていると言ってましたね。
あと僕の印象だと、地頭も大切かもしれません。
あと僕の印象だと、地頭も大切かもしれません。
おさむ
チームワークを重視しているんですね。
富田さん
選考中から人間性は見られている印象はありました。
面接する人が一緒に働きたいかを見られていた感じでしたね。
面接する人が一緒に働きたいかを見られていた感じでしたね。
就活で大切にしていたのは言葉と分析!?
おさむ
内定を取るための具体的な取り組みはありましたか?
富田さん
言語化することを大事にしていました。
面接などで初めて聞かれた事は誰だって言葉につまると思います。事前に頭の中で考えていることや感じたことを言語化して準備し、本番でも自然と言葉として出てくるようにしてました。
面接などで初めて聞かれた事は誰だって言葉につまると思います。事前に頭の中で考えていることや感じたことを言語化して準備し、本番でも自然と言葉として出てくるようにしてました。
おさむ
言語化するために実践していたことはなんですか?
富田さん
エンカレッジを利用していましたね。
同じ人と定期的に話すことで自分の考え方の変化を見てもらったり、あとは、色々な人と話して、いい言葉や表現はパクって自分の言語化に活かしていました。
同じ人と定期的に話すことで自分の考え方の変化を見てもらったり、あとは、色々な人と話して、いい言葉や表現はパクって自分の言語化に活かしていました。
おさむ
自己分析には力を入れていましたか?
富田さん
自己分析はそんなに丁寧にやっていないですね。働いてもいないのに本当にやりたい事なんて見つかると思っていないので。
ただ、リクルートさんの選考で自己分析してもらいました。
ただ、リクルートさんの選考で自己分析してもらいました。
おさむ
では、就活では何に力を入れていましたか?
富田さん
企業分析ですね。
企業のビジネスモデルや、企業財務の部分、スタートアップ企業のニュースなどをよく見ていました。
企業のビジネスモデルや、企業財務の部分、スタートアップ企業のニュースなどをよく見ていました。
おさむ
他に何かしていたことはありますか?
富田さん
未来について知ることはすごくいいなと思います。
例えば、5年後の大阪はどういう風になるのか、その時に必要なサービスや企業を想像していましたね。
例えば、5年後の大阪はどういう風になるのか、その時に必要なサービスや企業を想像していましたね。
おさむ
今、就活生に戻るならどんなことをしますか?
富田さん
プログラミングをもう少し早くやりますね。視野を広げて、ビジネス視点だけではなく開発する人の視点を持てたと思います。
就活生に大切にしてほしい3つのこと
おさむ
就活生に向けてアドバイスをお願いします。
富田さん
沢山の人と話して、沢山の本を読んで、色々な所へ足を運んでほしいです。
おさむ
富田さんはどんな人に会いに行ったんですか?
富田さん
マッチャーを通じて色々な社会人の方にお会いしたり、WAKAZOの中で医学部生とかですね。
同じ界隈だけではなく、垣根を超えて色々な人と会うといいかと。
同じ界隈だけではなく、垣根を超えて色々な人と会うといいかと。
おさむ
具体的にどんな本がおススメですか?
富田さん
未来について知る本、自分の関心がある本、あとはビジネス書を読んだことないのであれば、最近流行っているビジネス書でもいいですね。
僕はクリステンセンの「イノベーションのジレンマ」とか読みました。ベンチャー企業と大企業を比較するのに良かったですよ。
僕はクリステンセンの「イノベーションのジレンマ」とか読みました。ベンチャー企業と大企業を比較するのに良かったですよ。
おさむ
足を運ぶとはどういったところにですか?
富田さん
旅行へたくさん行くとか。要するに価値観を広げる事が大切だと思います。
例えば、同じインターンをするにしても色々なところでした方が良いし、もっと遊んだほうがいいと思っています。
例えば、同じインターンをするにしても色々なところでした方が良いし、もっと遊んだほうがいいと思っています。
おさむ
富田さんにとって就活とは?
富田さん
「人生の選択肢を可視化する」ですね。
そして、ファーストステップを見つけることです。
そして、ファーストステップを見つけることです。
おさむ
具体的に教えてください。
富田さん
出来るだけ選択肢の幅の広さを知った方が良いと思っています。
例えば、今、自分にはやりたい事への1本道しか見えていないけど、本当は2本目の道があって、そっちの方が幸せな可能性もありますよね。だからこそ就活期間で、色々な道があることを知って、自分で選ぶのが大切ですね。
例えば、今、自分にはやりたい事への1本道しか見えていないけど、本当は2本目の道があって、そっちの方が幸せな可能性もありますよね。だからこそ就活期間で、色々な道があることを知って、自分で選ぶのが大切ですね。
おさむ
なるほど、本日はありがとうございました。
マネーフォワード19卒入社者の富田さんにお話を聞いて
本日はマネーフォワードに19卒で入社した富田さんにお話を聞きました。
文系エンジニアとしての道は、富田さんが「選択肢の可視化」を意識し続けていた事が繋がったのかなと個人的に思いました。
これはエンジニアだけではなく、就活において幅広く転用できるのではないでしょうか?
また、マネーフォワードについて、その選考の実状を知れたのはとても大きいですよね。
もっと詳しい話が聞きたい人はぜひエピック編集部へご連絡を!