こんにちは!
エピック編集部、とよけんです。
突然ですが、みなさんは、
「ランドセルの色が何種類あるのか」
知っていますか?
赤、黒の2色?いや、紺色もあったような…。
じゃあ、3色か、
いやいや、とんでもない!
最近のランドセルは、
47色もあるのです!!
今や「キャメル」という色まであります…。
(キャメル=黄色っぽい茶色)
ぼくらがよく言う「あの頃」の小学校は、
もはや存在しないのかもしれません。
ただのケシゴムに、普通の鉛筆。
そんな装備はもう古い!!
文具業界は新時代をむかえているのです…!!
小学校でお世話になったあの文具たちも進化をとげていました。今回は、進化を続ける文具企業の秘密にせまります!
はてなマークのあのペン。
図工の時間でよく使った『マジックインキ』。発表で使うツルツルの紙に書くときはコイツに限ります…。
では、現在どうなっているのでしょうか?
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なんと、札幌雪まつりにも使われているのです!!
また意外なことに、漁業や林業の世界でも圧倒的な支持を得ています!
漁業では、水揚げした魚を入れる箱に書き込むため「耐水性」が、
林業では、木の皮にも書ける「ペン先の強さ」が必要とされます。
「どんなものにもよく書け、速乾・耐水性である」というマジックインキの特徴は、そのニーズとぴったり合うのです!
寺西化学工業 株式会社
そんなマジックインキを作っているのは、
大阪市旭区に本社をおく
寺西化学工業 株式会社です。
「競争しなくても有利に営業できる。他社より良い製品、世の中にない製品を作りたい」
という創業当初の想いは今も受け継がれています。
現在では、個々のニーズに特化した製品づくりに力を入れています。その代表的な例が、
「マジックのオーダーメイド」です。
産業や工業の現場では、
作業内容ごとに用途が違ってきます。
「雨の中でも、にじまずに書ければ…」
「キャップをあけたまま作業ができれば」
そういった細かなニーズに応えるのが、
「オリジナルマジック」なのです!!
ちなみに、HPまたは電話から相談できるようになっています!
実はこれまで、寺西化学工業には
「実用性重視の商品が多い」という弱点がありました。
そこで新たな方向性として、
「デザイン」にこだわったのが
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『ラッション プチ』です!!
マジックインキで有名な寺西化学工業さんから新商品の入荷です!
ラッションプチはカラフルで可愛くペンケースでかさばらず今からの季節色紙を書くのにもぴったり✨そしてムーミンファンの皆様にぜひお届けしたいマジックインキのムーミンVer.も入荷✨中身も可愛く開けてからもワクワクしちゃいます😄 pic.twitter.com/1IMMCNakdp— クエスト門司大里店 (@QuestMojidairi) 2018年1月30日
かわいらしいデザインが、
女子中高生に人気です!
また、コラボ商品を出すなど、
雑貨の分野にも挑戦しています。
今後に注目です!
会社概要
会社名 | 寺西化学工業 株式会社 |
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WEBサイト | http://guitar-mg.co.jp/ |
住所 | 大阪市旭区・生江2丁目13−11 |
事業概要 | (油性ペンなどの)文具・事務用品の製造・販売 |
創業年 | 1916年(大正5年) |
代表者 | 寺西和男 |
子ども時代を思い出す、
クレパスのかおり。
遊び心、ラクガキの原点『クレパス』。
低学年の頃を思い出します……。
では、
クレパスは今どうなっているのでしょうか?
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なんと、ラムネになっていました……。
実はこれ、
『ライセンスビジネス』なんです!!
ライセンスビジネスとは何なのか?
簡単に説明すると、
1.ブランドを持っていない企業(A社)が、ブランドを持っている企業(B社)と契約を結びます。
2.それによってA社は、自社製品の宣伝や商品パッケージにB社のブランドを使うことができます。
3.その結果、ブランドを持っていないA社の商品は売れやすくなり、B社には売り上げに応じた使用料が入ります。
まさにWIN-WINの関係。
これがライセンスビジネスです!
クレパスやクーピーペンシルは、
誰もがなつかしさを感じる最強のブランドなのです……。
ラムネ以外にも、「アイフォンケース」や「水性ネイルセット」まであります!
(株) サクラクレパス
クレパスやクーピーペンシル
をつくっているのは、
大阪市中央区森ノ宮に本社を置く
(株) サクラクレパスです。
「感じたままの色を表現できる、そんな描画材を子どもたちに作ってあげたい」
という想いから『クレパス』は生まれました。
その想いは今も変わらず、「教育と文化に貢献する」という理念のもと、「こころ」のある製品づくりに取り組んでいます!
現在では、
主に3つの事業に力を入れています!
1.文房具分野・・・絵の具などの描画材、学校・オフィスで使う筆記用具
2.教育支援分野・・・幼稚園・学校などの教育現場に製品を販売、保育士向けWEBサイト「ほいスタ」を運営
3.新分野・・・工業向けの製品を販売、また「色」に関する技術を活かし、医療・電子工学の分野にツールを販売
「ほいスタ」とは?
⇒ 困っている保育士を助けるための教育支援サイト。サクラクレパスが運営している。
また、先ほど紹介した
『ライセンスビジネス』にも注目です!
それに関して、
みなさんにお知らせがあります……。
なんと、
あの「米津」さんとのコラボが実現しました!!
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それが、コチラです!
文具業界の「米津」と言えば、絵本作家・イラストレーターの米津祐介さん(。・_・。)ノ♪
そんな米津さんのクレパス画を採用した弊社オリジナル学習帳から新柄を発売します!
いやもう、ほんとかわいいです(ノд・。)
※写真のものはサンプルなので、色味は多少変わると思います。 pic.twitter.com/UmJ5F5V7mc
— サクラクレパス【公式】 (@1921_SAKURA) 2019年1月16日
㊟ 右上の鳥はフラミンゴではありません。
文具業界の米津、要チェックですよ!!
今後のコラボ商品に期待です!
会社概要
会社名 | (株)サクラクレパス |
---|---|
WEBサイト | https://www.craypas.com/ |
住所 | 大阪市中央区・森ノ宮中央1-6-20 |
事業概要 | 文具や筆記具、絵具などの描画材、また教育関連の製品、産業用の特殊インキ製品の製造・販売 |
創業年 | 1921年(大正10年) |
代表者 | 西村彦四郎 |
さらば「消しカス」。
ついに文具はここまで来た。
集めてもあつめても、
手についたものがまた落ちて……。
テスト中、イライラの原因となるのが消しカスです。
この問題を解決してくれるのが
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『磁ケシ』です!!
【新商品情報】磁ケシ11月発売!磁ケシのすごさがわかる動画を配信中!!https://t.co/QlzMP7BGAF pic.twitter.com/ELznb7gl5A
— クツワ株式会社 (@kutsuwaofficial) 2018年11月2日
消しゴムに鉄の粉が練り込まれていて、底にある磁石を使えば一瞬で集められるのです!
そして、「つまみを押すと磁力がなくなり下へ落ちる」という仕組みになっています。
「そんなに便利なら絶対高いやろ?」
そう思った方、
実は「280円」で買えるんです!
(税抜き)
消しゴムにしては少しリッチかもしれませんが、文具はここまで進化したのです!!
クツワ株式会社
『磁ケシ』をつくっているのは、
東大阪市長田に本社を置く
クツワ株式会社です。
モットーは「変革とスピード」。
時代とともに変わりゆくニーズをしっかりととらえ、より良い製品を作っていくことを目標としています!
また、学童・学生向け文具では、
高いシェアを誇ります。
なんと、筆箱では国内トップシェアを確立!!
「キャラもの」や流行りのデザインにとらわれず、定番商品の「使いやすさ」を追求する。そこにクツワのこだわりがあります!
さらに機能・利便性、安全性を深く追求することで生まれる「使い心地の良さ」もクツワ製品の魅力なのです!!
先ほど紹介した『磁ケシ』のように、
アイデア商品が多いのもクツワの特徴です!
そんなクツワのアイデア力を結集した商品、
それは、
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『風呂単』です!!
高校生を応援する情報サイト「高校生3分ニュース」で弊社の「風呂単」が紹介されました!!
運営元:ベネッセコーポレーション▼詳細はコチラ▼https://t.co/WJYunhBG0Q
寒いこの季節はお風呂で温まりながらお勉強はいかが?
あ、でものぼせないでくださいね!#風呂単 #お風呂 #勉強 pic.twitter.com/bSydDJDy9u— クツワ株式会社 (@kutsuwaofficial) 2019年1月9日
「風呂入りながら暗記できたらなぁ~」
と受験生の頃ずっと思っていました!
まさか実現するなんて…
夢がありますね!!
会社概要
会社名 | クツワ株式会社 |
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WEBサイト | http://www.kutsuwa.co.jp/index.php |
住所 | 大阪府東大阪市・長田中3丁目6-40 |
事業概要 | 文房具・生活雑貨の企画、開発、製造、販売とそれに付帯する全ての業務 |
創業年 | 1910年(明治43年) |
代表者 | 寺浦 浩之 |
まとめ
小学校で何気な~く使っていた文具たちは、意外な形で進化していました!
1.『マジックインキ』を作っているのは、
寺西化学工業 株式会社。
個々のニーズに合わせ、
ペンをオーダーメイドしていた!
2.『クレパス』を作っているのは、
(株)サクラクレパス。
クレパスは、
ライセンスビジネスでラムネになっていた!
3.『磁ケシ』を作っているのは、
クツワ株式会社。
消しカスは、
磁力で集められるようになっていた!
文具でイタズラをする悪ガキがいて、
その子のために必死でモノづくりをする大人がいる。
その子が大人になって、今度は作る側に……。
進化を続ける文具業界、しかし根底にあるものは変わらないのかもしれません。