就活をエンタメにエピック

2019.07.03

自分と向き合い等身大をみせろ

楽天を辞退し創業2期目のド・ベンチャーに。京産生が語る、真に自分のため、自分らしい選択をする就活

エピックライターおさむです。

内定者の就活方法を知る企画「内定者のリアル」

自分は大手、ベンチャーどちらがいいのか、、、
多くの人が就活する上で悩む、いわばあるあるですよね。

今回は楽天に内定しながらも創業2期目のベンチャー企業に就職を決めた
京都産業大学出身の19卒内定者、大川(おおかわ)さんを特集しました。

就活あるあるの大手・ベンチャー論争。
この悩みを解決するには果たしてどうすれば!?
そんな思いを抱える就活生は必見です!

【大川諒(おおかわりょう)】大阪生まれ、京都産業大学経営学部出身、学生時代はサッカーサークルの代表、エンカレッジ京都産業大学支部を立ち上げを行う。建築系や楽天など大手からメガベンチャーに内定を貰うが辞退し、創業2期目の株式会社irodasへ。

危機感から始め、とにかく動いた就活

おさむ
大川さんが就活を始めたきっかけは何だったんですか?
大川さん
危機感からですね。
2年生の1月頃にゼミを辞めさせられて(笑)。自分には何もない。就活を早めに始めないと未来は真っ暗と思い、その年の2月から就活を始めました。
ブラックゼミのブラック教授やな(笑)
おさむ
就活を始めてからの動きを教えてください。
大川さん
まずは、インターンシップに行きました。
おさむ
どんな選社軸をもって就活をしていましたか?
大川さん
そもそも選社軸が分からなくて。やりたいことを模索する手段としてインターンシップを使いました。
なので人材、金融、商社、IT、広告、建築など幅広い業界を見て、最終的には20社くらいのインターシップに参加しました。
業界をビヨンドボーダーしとるわ
おさむ
その中で興味があった業界はありましたか?
大川さん
建築ですね。僕の原点に、人のために。という想いがあり、人の幸せに貢献したいと思っていました。建築会社の方に「人の一生に1度の買い物に携われて幸せじゃない?」という言葉が当時の僕に刺さり、受けて内定も複数貰いましたね。
おさむ
その後、志望業界が変わったと思うんですけど、どのような変化したんですか?
大川さん
その後はIT企業を中心に見てました。大手ながらも、ベンチャー気質があり、世の中に対するインパクトも大きい会社が良いと考えていて、そこに入ることで自分も成長したいという思いが強かったので。
おさむ
その後irodasさんへ決めたんですね。
大川さん
はい、そこから人材系に移行して、色々迷いましたが、最終的に新卒の就活支援をしているirodasに決めました。

学歴フィルターは自分で作ってる!?本当に必要なのは外ではなく内!

おさむ
インターンに20社通過って多いと思うのですが意識していたことはありますか?
大川さん
誰よりも行動する事を意識してましたね。面接にいきなり挑むと絶対緊張するし、それまでの準備段階から行動量を増やしていました。それが企業への礼儀だとも思うので。
おさむ
具体的にどのような準備をしましたか?
大川さん
沢山人と話し、ブラッシュアップして、フィードバックを貰っていました
3年生の1月から3月までの間は絶対、1日2、3社以上の方とは毎日会ってましたね。
アポ数、社会人の営業なみちゃう!?
おさむ
かなり多いですね。合計何人くらいの方とお会いしたんですか?
大川さん
大体、180~200人くらいですね。その期間は1日だけ遊びに行って。それ以外の日は全部会ってました(笑)。
選考も受けながらだったので、両軸でやっていました。
まずは行動、DO!
おさむ
楽天のインターンなど高学歴の人が多いと思うのですが、気にならなかったですか?
大川さん
全然ならなかったですね。学歴が高く、頭いい学生は多いと思いました。でも、その中で自分が活かせる事は絶対あります。自分が通用すると思っていれば自信も持てるし、実際に出来ると思ってましたね。
おさむ
受けていく中で学歴フィルターみたいなのは感じましたか?
大川さん
基本的にないですね。学歴フィルターは多くの場合、学生が自分で作っているだけです。企業によってはあるかもしれませんが、低学歴でも這い上がってくる人も一定数います。なので学歴って理由は、自分で逃げ道を作っているだけだと思います。
学歴フィルターを理由に逃げてませんか(おさむの自戒)
おさむ
学歴フィルターって言い訳にしてまいがちですが、乗り越え方って何かありますか?
大川さん
自分とは何かを知ることが大事だと思います。自分のことを分かっていないから自信がないし、活かせるところが分からない。「私はこんな人で~」と落とし込めてる状態を作れるまで、行動していくことが大事だと思います。
おさむ
自分を知る事が大切ですね。
大川さん
なので僕も就活の時は自己分析に力を入れていました。どこの企業と合っているかを見るのにも絶対必要だと思うので。
おさむ
選考過程だけではなく企業選びにも役立つんですね。
大川さん
はい、大学のキャリアセンターとかだと業界を絞って企業を見つけようと言う人が多いですが、それは間違いだと思ってます。いろんな業界に自分とあう企業ってあると思うので。まず、自分を知って自分の軸にあった絞り方をしないといけないと思います。
おさむ
自己分析って企業選びから選考までどの過程でも重要ですね。
大川さん
そうですね。そして選考では知った自分を等身大で伝えることが重要です。
大きく見せすぎても小さく見せすぎてもミスマッチになりお互いに良くないので。
自分を知り、ありのままを見せよう
おさむ
自己分析はどんな方法でされていましたか?
大川さん
自分を知るために、今の自分がどんな価値観で形成されているのかを過去の経験から知る。過去を全部振り返って今の自分を知って、それを元に将来のキャリアを考えていくのが良いと思います。
質問で聞かれることだけを想定して自己分析すると、角度変えた質問に対応できないと思います。
就活生の自己分析はまだ浅い

大手とベンチャーどっちがいいの!?

おさむ
ベンチャーと大手を両方見て、大川さんが思う双方のメリット、デメリットをお聞きしたいです。
大川さん
端的に言えば、大手はなんでもあって、ベンチャーは何もないっていう事ですね。
おさむ
大手の何でもあってというのはどういうことですか?
大川さん
福利厚生など環境は整備されていて、研修制度もある。その中でしっかり成長させてもらえますよね。仕事面でも既に社会に存在感があり、社会的インパクトが大きい仕事をいきなりできることがメリットだと思います。
おさむ
逆にベンチャーの何もないというのを教えてください。
大川さん
ベンチャーは本当に何もないんです(笑)
だからこそ自分がやるしかなくて。僕の会社には研修制度もないですし、いきなりクライアントいくつも持って、学生支援もやりつつ、イベントやマス向けの細かい調整もする必要があって。仕事、多!って感じですが、自分で考えて作れる喜びがあると思います。
ハウス栽培(大手)か荒野のサボテン(ベンチャー)か、、、
おさむ
ほんまに全然環境が違いますね。
大川さん
そうですね。どっちにも合う合わないがあるので、その人がどういうキャリアを歩みたいかで選んでいいと思います。
おさむ
大川さんからみて大手とベンチャーどちらが良いとかありますか?
大川さん
正直、どっちに行ってもいい思うんですよ。どちらも正解で、結局その人が決め切るしかないので。
ただ、現時点で何がしたいかっていうのは大事に。

行く会社、やりたい仕事の見つけ方

おさむ
大川さんがirodasに意思決定した理由はなんだったんですか?
大川さん
3年生の12月に聞いた経営者の話がきっかけです。「これからは個の時代。大手に依存してたら自分のキャリアは歩めない、自分の人生を生きよう」という言葉が凄い響いたんです。それまで大手=安定だと思い、大手に入るための就活を送ってきて。
でも、その時「自分の安定=個の力」と思ったんです。
あなたにとって安定って?
おさむ
具体的に「個の力が安定につながる」と思った経験はありますか?
大川さん
今も感じています。自分でNPO法人を作って、且つスタートアップのベンチャーで働いて、自分で生み出すしかない状況で、やり続けると周りから信頼も得て、どんどん人と繋がっていけますし。最近開いたイベントも全員が人からの紹介で、こうして信頼が集まって安定になっていくのかなと。
おさむ
大手の内定が出ている中で、ベンチャーで意思決定するのって、ぶっちゃけ迷いませんでしたか?
大川さん
めっちゃ迷いましたね。
楽天さん、ネオキャリアさんとかと。
そりゃ、そうだ笑
おさむ
どんなところでirodasに決めたんでか?
大川さん
自分がやりたいことが最初からできる環境ということですね。
就活支援、キャリア支援がしたいと思って、それがすぐにできる環境ということです。
おさむ
何か他に理由はありますか?
大川さん
創業2年目、僕で社員が8人目で19卒は僕だけ。そういう環境がいいなって思って。大手の人材会社だと同期だけで600人ほどいる環境で、経営層と一緒に仕事する機会は少ないと思います。僕は、社長、副社長や一個上の先輩たちと近い距離で働く方が自分のキャリアにとって、成長角度が高い思いました。
おさむ
大手の内定出ていて、ベンチャーに行くのは勇気いると思うんですけど、ポイントって何でしたか?
大川さん
意思決定のポイントは、自分の軸と整合性ですね。
リスクはベンチャーの方が絶対に大きいんですけど、やりたい事ができる環境だったので。
おさむ
ベンチャーと迷っているけど、怖くて大手選ぶ人って多いと思いますが、どのように決断されましたか?
大川さん
そういう人は多分、周りからの見られ方を気にしてると思うんです。ただ「結局何がしたいのか」に立ち返ると、答えが見えると思います。そこから、やりたい仕事を実現できるのはどっちかを考えるのがベストかなと。
他人の目ではなく自分の内側に耳を傾けよう
おさむ
やりたい仕事がどこで出来るかわからない人も多いと思うのですが、、、
大川さん
そうですね。特に大手は色々な事業をしていたり、どこに配属されるかわからない部分もあるかと思います。
僕の場合は、やることが明確で働く具体的なイメージをもつことができたので、イメージしやすかったです。
おさむ
やりたい職種まで、イメージするのは難しいと思うのですが、そこを突き抜けられる方法はありますか。
大川さん
具体的に何をしていくのかまで落としていくと、見えてくると思います。
働くイメージを持ち、入ったらゴールと思うのではなく、その後の仕事、やりたい事まで具体的に考えるのが大切だと思いますね。
入社後の働くイメージを大切に
おさむ
考える時の方法ってありますか?
大川さん
ブレーンワークとしては、手段・対象・価値・結果に落とし込むと結構見えてきますね。
何を通してという手段と、どんな人に対して。それを通して、自分は何を価値提供できるのか、結果として対象者にどうなって欲しいというところまで落とし込めると、やりたいことや働くイメージが立てるんじゃないかと。
このワークはやるしかない。(と心に誓ったおさむ)

人生の分岐点、だからこそ本気で楽しく

おさむ
これからの就活生に意識してほしい事はありますか?
大川さん
人生のターニングポイント、だからこそ本気で向き合う意識を持って欲しいですね。
初めて自分のキャリアに向き合う時だと思うんですよ。今までなんとなくレールが敷かれてるような。なんかわからんけど大学行けみたいなのがあって。僕も大学に入った軸とかぜんぜんなかったんですけど。でもこれから先の人生は自分で決めるしかないので。そのファーストキャリアを本当に大切にしてほしいですね。
就活ってめっちゃパラレルワールド作ってるよね
おさむ
就活でのアドバイスをお願いします。
大川さん
楽しみを見つけるのが就活で一番大事なんじゃないかと思いますね。
最初は絶対しんどいんですよ。なんとなくで始めると絶対続かなくて。秋の時期とか中だるみというか、モチベーション落ちるんで。
おさむ
楽しみの見つけ方とかありますか?
大川さん
自分の好きな事と関連させたらいいかなと。例えばおしゃれが好きであれが、この人はどんなスーツの着方をするんだろうとか。いろんな地域の人と会うので地方の人の話を聞くのも楽しいですし。
可愛い子を見つけるとか、、、(すみません。)
おさむ
楽しい就活してる人の共通点とかはありますか?
大川さん
周りに合わせず自分がどうしたいのかを考えている人ですね。
他者と比較してもあんまり意味なくて、自分の過去、理想像と比較しながら、今の自分はどうするかと考え続けてる人は面白いですね。
おさむ
考えるために大川さんがした取り組みはありますか?
大川さん
環境を変えましたね。僕は極端に言えば、Fラン大学で意識高い人は少ないし、キャリア系の情報も入って来にくいです。自分で情報を取りに行く必要があったし、環境を変えて、就活を頑張る人が集まるところに足を運んで情報をインプットしました。そうすると自然に考えることが増えましたね。
極論、環境変えれば人生変わるんちゃう?
おさむ
その他、こうした方が良いなどありますか?
大川さん
他人の意見を素直に聞くことですね。
情報が入る環境でもプライドが邪魔して自分のやり方を貫く人って結構いるんです。変なプライドはすぐ取っ払ったらいいのにと思いますね。素直に聞いて、周りのリソースを使ってやる方が絶対いいと思いますね。
グサッ(プライドの塊って、、、それ俺やん)
おさむ
自分のプライドは一旦捨てて、スポンジのように吸収しようということですね。

大川さん
はい、社会に出てからも、求められる人物像として、素直な人というのはどこの企業も言いますし、素直に全部吸収してそれを行動に移す、みたいな人が一番伸びるんですね。それは就活中も間違いなく一緒でなので。情報を掴み取っていくことで自分のキャリアが描けるのではないかと思います。

おさむ
なるほど、本日はありがとうございました!

大手を辞退しirodasに行くことを決めた大川さんにお話を聞いて

本日はirodasに19卒内定をした大川さんにお話を聞きました。
個人的にも、学歴フィルターを学生自身が言い訳にしている部分も多いと思います。
そんなフィルターを気にせず、勝ち抜くには「自分を知る」事が重要というのは大きなヒントでしたよね。

その他にも、大手、ベンチャーの違いについてや自分に合う企業の見つけ方など学びになることが多かったと思います。
今後の就活に十二分に活かしていきたいですね。

もっと詳しい話が聞きたい人はぜひエピック編集部へご連絡を!

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