内定者の就活方法を知る企画「内定者のリアル」
皆さん、就活の状況はどうでしょうか?
まだ始めていない、始めていい感じに選考進んでる、あんまり上手くいっていない、、、
人によって状況は様々だと思います。
今回はリンクアンドモチベーションに19卒内定をした吉川(よしかわ)さんにお話を聞きました。
山あり谷ありの就活をしていた吉川さん。
まだ就活をしていない人はもちろん、上手くいっているひと、ちょっとつまずいている人は必見です。
<インタビュー:おさむ、編集:あやかん>
就活を始めたきっかけ
おさむ
吉川さんはいつから就活をはじめたんですか?
吉川さん
就活は3年の4月から始めました。
おさむ
早いですね。何かキッカケはあったんですか?
吉川さん
バイト先の先輩に就活イベントに誘ってもらったのがきっかけですね。2個上の兄の就活をみていて当時焦ってたんです。兄が体育会サッカー部だったんですが、良くも悪くも体育会らしい就活をしていて、それが反面教師になりました(笑)
おさむ
どんな業界を見ていたんですか?
吉川さん
最初は経営コンサルを見ていましたね。デロイトなどのインターンに参加しました。
おさむ
コンサルのインターンって難易度高いと思うんですが、対策とかしたんですか?
吉川さん
準備は山ほどしましたね。ケース面接の問題を解きまくりました。
おさむ
対策が功を奏したんですね。
吉川さん
はい。ただ逆にデロイトのインターンが通過してしまったので、天狗になってしまいました(笑)
ターニングポイントになったインターン
おさむ
ほかに印象に残ってるインターンはありますか?
吉川さん
2つあります。1つは、ネオキャリアのインターンですね。
おさむ
詳細教えてください。
吉川さん
ネオキャリアのインターンは個人成績が出るんですが、そこで最下位だったんです。ここで、天狗の鼻が折れましたね。
おさむ
それはショックですね…。
吉川さん
そうですね。そこをキッカケにスイッチを入れ直して、就活に対して本気になりましたね。インターンに参加する目的とその目的を達成するために対して全力を尽くすように、心がけました。
おさむ
2つめはどこのインターンですか?
吉川さん
2つ目は、冬のリンクアンドモチベーションのインターンですね。僕の中で1番失敗したインターンでした。結果を残せなかったんです。
おさむ
どんなことがあったんですか?
吉川さん
いろいろな経験を経て、この時期は、グループワークなどで主導権を握る立場が多かったんです。ただ、このインターンでは優秀な人のなかで、埋もれてしまい不完全燃焼で終わってしまいましたね。
おさむ
周りが優秀ななかで、埋もれてしまうことってGDであると思うんですが、どのように対処するのがいいでしょうか?
吉川さん
僕は、全員で受かるためにはどうすればいいかということを考えてましたね。自分個人ではなく、チーム・組織として他のチームに勝つことに目を向けると良いかと。
おさむ
その過程でどのようなことを意識していましたか?
吉川さん
全員で受かるという共通の目的を作り、コミュニケーションを活性化させ、協働意思を引き出すことですね。
おさむ
もう少し詳しく教えてください。
吉川さん
GDだとグループ内でなく、グループの外と勝負するってことですね。例えば、6グループあれば、そのなかで一番になることが大事で、中で争うという視点は考えてませんでしたね。
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サッカー経験から得たもの―就活において大切にしたいこと
おさむ
そういった組織視点はどのタイミングで身につけたんですか?
吉川さん
高校のサッカーですね。全国大会にでることを目標にチーム一丸となってチームで、まさに「ONE FOR ALL ALL FOR ONE」を体現したチームでした。
おさむ
詳しく聞かせてください。
吉川さん
部員が多くて、ベンチにも入れないメンバーや登録すらされてないメンバーだけで70人ほどいる組織だったんです。ただ全員が本気で全国ベスト8という目標を目指しているような組織で、ピッチ外のメンバーも一体感をもって目標を目指すような組織だったんです。
おさむ
その経験が組織視点のキッカケになったんですね?
吉川さん
そうですね。あとは大学時代のサッカーサークルの代表のときにその逆も経験して、組織に関する関心が強くなりましたね。
おさむ
どんな経験ですか?
吉川さん
大学のサッカーサークルは、楽しいんだけど充実感がなかったんですね。就活でその違いを考えたり、より充実するためにはどうするべきか考えたんです。
おさむ
同じサッカーでもそういった違うがでるんですね
吉川さん
そこで感じたのが、組織に目標やビジョンが有るかどうかで人生の充実感が変わるということです。そこで、「充実感の満ち溢れてる世の中を実現すること、そのために、最高の組織を作ること」を自分の軸に据えることになりましたね。
選考対策はいらない!?就活において一番大切なコト
おさむ
就活の中で1番力を入れていたことはなんですか?
吉川さん
自己分析ですね。極論でいうと僕、GD対策とか選考対策はいらないと思ってます(笑)
おさむ
それはなぜですか?
吉川さん
テクニカルな部分で、選考対策が必要な場面はあると思います。ただ、その前に、自分の伝えたいことがあることが大前提ですよね。それがないと内定を獲得するために就活になると思います。
おさむ
なるほど。自己分析は具体的にどんなことをされてたんですか?
吉川さん
自分史を書いてましたね
おさむ
自分史ってなんですか?
吉川さん
自分の歴史を書くんです。生まれたときからの出来事、学んだこと、やってたことや、その時の自分の役割、周囲の環境とかをひたすら書いてましたね。
おさむ
自己分析するときに気を付けてたことはありますか?
吉川さん
自分のことを考えたあとは、必ず誰かに伝えるというアウトプットを繰り返してました。
おさむ
考えるだけじゃダメなんですね。
吉川さん
内省だけだと自分の視野だけで自分を見てしまうので、自分を正当化してしまう可能性があるんです。
吉川さん
もう1つは、自分も強みに気づけないってこともあると思います。
おさむ
詳細教えてください。
吉川さん
僕の場合だと、サッカー部時代の練習の取り組み姿勢を何気なく、周囲に話したんです。自分にとっては当たり前のことだったんですが、周りの友人がそれは、すごいなという話になり、「粘り強さ」「責任感」といった自分の特性に気づくことができましたね。
おさむ
当たり前なことって、根強い価値観だからこそ、自分では気づけない。そういう意味で、アウトプットってすごい重要なんですね。
リンクアンドモチベーションに決めた理由
おさむ
吉川さんがリンクアンドモチベーションを選んだ理由ってなんですか?
吉川さん
自分のやりたいこと、実現したいことと組織のベクトルが近かったんですよね。リンクアンドモチベーションの「意味の溢れる社会を実現する」のと僕の「充実感に満ち溢れた世の中を実現する」ってすごくリンクしていていたんですね。
おさむ
あとはどういうポイントに惹かれましたか?
吉川さん
リンクアンドモチベーションの組織ですね。僕のなかで、良い組織の条件って、①理念が明確②理念が社員に浸透している③理念を自分ごととに社員が解釈しているの3つだと思ってます。そういった良い組織のもつ条件を同社からは感じましね。
おさむ
ちなみにどんな社員が多い印象ですか?
吉川さん
自分の軸というか、アイデンティティを持ってる人が多いですね。夢とかこんなこと達成したいというのが明確にある人が多いと思ってます。
おさむ
社会人になると、夢や目標をもった社員さんって少ないイメージです
吉川さん
アイカンパニーという考え方があるんです。その名の通りに自分会社なんですが、自分を株式会社として捉えて、自分のビジョンや経営理念や周りとの関わり方を考えるっていう考え方で、それが浸透しているんだと思います。
おさむ
ぶっちゃけ、リンクアンドモチベーションにこれをすれば受かる!みたいな要素ありますか。
吉川さん
自分のことを伝えること、じゃないですか。
吉川さん
それが1番重要かなって思いますね。受かるっていうかそれが大前提だと思います。リンクアンドモチベーションに限らず、内省とアウトプットを経て、自分のことを理解し、それを伝わるように伝える。これがすべてです。
21卒へ
おさむ
最後に、21卒の学生に向けてメッセージをお願いします。
吉川さん
シンプルに1つ、自分から逃げないことだと思います。
おさむ
逃げないですか
吉川さん
就活って周りと自分を比べたり、嫌な過去を振り返ったり、選考落ちたりして、目をそむけたくなることもあると思うんですよね。でも1番大事なのはそこにあるんです。
おさむ
そこで逃げないことが大事なんですね。
吉川さん
そうです。過去は変えられないですけど、振り返りは変えられますよね。何を経験してきたかでなく、 経験から何を得て、何を学んだかかを考えれば、自分にもできることがあることに気づくと思います。
おさむ
やってきたことの大きい小さいで、驕ったり悲観的になることには全く意味がないということですね。
吉川さん
そうです。学んだことをこれからどうやって転用していくか、変えられるものに注力することの方が大事です。
リンクアンドモチベーションに内定をした吉川さんにお話を聞いて
本日はリンクアンドモチベーションの19卒内定者である吉川さんにお話を聞きしました。
皆さんは、自分の歴史を把握していますか?
おさむは少し怪しいです、、、(笑)
お話をしていく中で自分史を振り返り、それを周りに発信していくことの大切さをひしひしと感じました。
是非、読者の皆さんもこの記事をきっかけに自分史を書き出してみませんか?
もっと詳しい話が聞きたい人はぜひエピック編集部へご連絡を!